
地域生活交通の担い手確保を促進する新事業を島根県が開始
島根県の地域交通事業者は、運転手不足の影響でバス路線の廃止や減便が進んでいるという厳しい状況に置かれています
この問題を解決するため、島根県では令和7年度から「地域生活交通の担い手確保促進事業」を実施することを発表しました
この事業は、交通事業者が運転手を確保するための支援を行うものであり、さまざまな助成金や補助金の提供が行われます
これにより、交通事業者がより積極的に運転手の確保に取り組むことが期待されています
運転手の職場環境改善支援
運転手が利用する休憩室やトイレの整備経費の一部を助成します
助成率は1/2、助成上限額は100万円となっています
なお、この募集は令和7年5月23日までです
福利厚生改善支援
運転手の福利厚生を改善することで交通事業者への入職を促進するため、賃貸住宅の家賃相当額の一部を支給します
新しく採用された運転手(令和7年4月1日以降)に対して、以下の支給額が用意されています:
年数 | 支給額(月額) |
---|---|
1~2年目 | 3万円 |
3~4年目 | 2万円 |
5~6年目 | 1万円 |
採用力向上セミナーと支援事業
交通事業者向けに採用力向上セミナーを開催し、参加者には経費の一部を支援します
助成率は1/2、助成上限額は75万円です
二種免許取得支援
運転手の育成を支援するため、二種免許取得に必要な経費の一部を助成します
助成率は1/2で、助成上限額は25万円/人です
運転手育成支援金
新たに運転手を採用し、6か月以上雇用する事業者に対して支給金として1人あたり20万円を用意しています
中山間地域を考えるプロジェクトチーム
県内の生活交通の課題に対応するために設置されたプロジェクトチームが、今後の取組の方向性について整理した最終まとめが作成されました
記事参照元
参考資料:こちら
掲載確認日:2025年04月11日
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