鹿児島県大崎町が帯状疱疹ワクチン助成を開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
鹿児島県大崎町が帯状疱疹ワクチン助成を開始

更新日:2024年12月6日

帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用助成について

鹿児島県大崎町では、帯状疱疹の発症を予防し、町民の経済的負担を軽減するため、2024年4月から帯状疱疹ワクチンの任意予防接種費用の一部を助成します

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスによって引き起こされる皮膚の病気です

水ぼうそうが治癒した後もウイルスは体内に残り、ストレスや過労により免疫機能が低下すると再活性化して、帯状疱疹を引き起こします

これにより皮膚症状だけでなく、神経に炎症が発生し、痛みを伴います

特に50歳以上の方に多く見られ、80歳までには約3人に1人が発症すると言われています

また、帯状疱疹の合併症として「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があり、帯状疱疹を発症した50歳以上の人のうち約2割がこの後遺症を経験するとされています

帯状疱疹になったら

帯状疱疹の効果的な治療は、発症から72時間以内に始めることが重要です

体の片側に原因不明の痛みがあり、その部位に発疹が現れた場合、帯状疱疹の可能性があります

早めに医療機関を受診することが勧められます

帯状疱疹にならないために

帯状疱疹の予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動など、日常的に健康管理を行い、免疫機能を低下させないことが重要です

そのほか、予防接種を受けることも可能です

注意:予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません

助成対象者

接種日当日に大崎町に住んでいる満50歳以上の方が対象です

ただし、同様の接種費用の助成を受けたことがある方は対象外です

助成内容

接種には「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があり、助成は生涯に一度限りの所定の回数で行われます

詳細は以下の表をご覧ください

乾燥弱毒生水痘ワクチン
【生ワクチン】
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
【不活化ワクチン】
助成回数1回のみ2回まで
助成上限額4,000円/回
接種費用が4,000円未満の場合はその額
10,000円/回
接種費用が10,000円未満の場合はその額
接種回数1回2回(2か月間隔)
予防効果50~60%90%
免疫持続効果5年程度10年程度
主な副反応注射部位の痛み、腫れ、倦怠感など
副反応の発症率は不活化ワクチンより低い
注射部位の痛み、腫れ、倦怠感、頭痛、発熱など
副反応の発症率が高い
注意点他の生ワクチンとの接種間隔に注意接種間隔の遵守が重要

 

申請から接種までの流れ

(1)予診票の申請をする

接種希望の方は、保健福祉課健康増進係に予診票の申請が必要です

事前に申請を行い、その後医療機関に予約をしてください

(2)町が発行した予診票を受け取る

助成該当が認められれば、予診票を発行します

2回接種の場合、2回目の予診票を保管しておく必要があります

(3)医療機関へ予約をする

希望医療機関に予約を行い、接種するワクチンを伝えます

(4)接種を受ける

接種日当日は必要書類を持参し、医療機関に行きます

助成額を差し引いた金額を医療機関に支払います

協力医療機関以外で接種した場合

協力医療機関以外で接種した場合は、後日償還払いの申請が必要です

申請期限

接種日から1年以内に申請してください


記事参照元

鹿児島県大崎町公式サイト

参考資料:ワクチン比較表(PDF:68KB)

参考資料:大崎町帯状疱疹ワクチン任意予防接種予診票発行申請書(PDF:85KB)

参考資料:帯状疱疹ワクチン任意予防接種協力医療機関一覧(PDF:81KB)

参考資料:帯状疱疹ワクチン任意予防接種費助成金請求書(PDF:139KB)

掲載確認日:2025年04月25日


新着記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加