佐賀県佐賀市の新しい助成金制度について解説

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佐賀県佐賀市の新しい助成金制度について解説

佐賀市では、空き家を活用できるかを診断するための利活用可能性調査に対し、その調査費用の一部を助成する制度を新たに開始しました

利活用可能性調査とは

この調査は、空き家について専門の技術者が建物の状況を調査(インスペクション)し、修繕の必要性や解体、修繕、売却などの際の参考費用を提示します

・建物状況調査のみの実施でも助成の対象となります

・調査に伴う活用提案にかかる費用も助成対象となる場合がありますが、内容を確認した上で判断されます

(注意) 売却に関する参考費用が提示できない場合もありますので、依頼する際に確認してください

利活用可能性調査のメリット

1. 空き家の活用可否を事前に調査することで、買主が安心して購入でき、売買が成約しやすくなります

2. 市場相場を参考にした解体や修繕費用を提示するため、コスト設定の理由が明確です

3. 現状では売買が難しいと判断された空き家でも、調査結果を基にリフォームや解体工事を行うことで、売買の可能性が生まれます

助成対象者

助成金を利用できるのは以下の条件を満たす方です

1. 調査を行う空き家の所有者や、その所有者の同意を得た方

2. 市税を滞納していないこと

3. 暴力団組織またはその関係者でないこと

対象空き家の条件

1. 佐賀市内に位置していること(住宅以外も対象)

2. 過去に使用されていたが、現在は使用されていないか、今後使用予定がない建物であること

3. 登録された調査技術者による調査が行われることが求められます

申請に必要な書類

必要書類には以下が含まれます

  • 助成金申請書
  • 建物及び土地の登記事項証明書の写し
  • 位置図及び空き家の現況写真
  • 見積書(費用明細を含む)
  • 市税等の完納証明書
  • 暴力団排除に係る誓約書
  • 所有者等の承諾書(所有者以外が申請する場合)
  • 調査者資格確認書類

申請書類の提出後、助成金の交付決定についてご連絡します

契約・着手後の調査費用は助成対象外です

助成額

助成金は10万円を上限として、調査にかかる費用の3分の2を助成します

解体費が10万円を超える場合は10万円が限度です

申請方法

受付期間は、令和7年5月1日から令和8年2月27日までです

受付時間は平日の午前8時30分から午後5時まで、佐賀市役所で受け付けています

申請をご検討の方へ

調査を行う事業者のリストも公開されています

リストに載っていない事業者でも申請できますので、詳細は公式サイトを参照してください


記事参照元

佐賀県佐賀市公式サイト

参考資料:調査を実施可能な事業者リスト

参考資料:こちら

参考資料:利活用可能性調査費用を助成する制度[手続きの流れ]

参考資料:添付書類(申請書関係)について

参考資料:佐賀市空家空地等の適正管理に関する条例

参考資料:佐賀市空家空地等の適正管理に関する条例施行規則

掲載確認日:2025年04月21日


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